【映画好きのための金融教育】映画『マネー・ショート』でわかるリーマンショックの裏側!

こんにちは!皆さんは、金融に関する映画に興味はありませんか?
もし興味があれば、おすすめしたい映画があります!

それは「マネー・ショート」です!
“住宅市場バブルの崩壊やリーマンショック”を事前に予想して、利益をあげた4人のトレーダーにフォーカスした映画です。

なぜリーマンショックが起きたのか、なぜそれを予期できた人がいたのか、それらの要因を体感的に理解できる映画です!ぜひご覧ください!

この記事はこんな人におすすめ!

おすすめの方
おすすめの方

・映画が好き
・金融業界や経済に興味がある
・リーマンショックについて関心がある

・映画で金融について学びたい

この記事でわかること

映画「マネー・ショート」とは?
映画のあらすじと魅力
〇紹介した映画を見る方法

映画『マネー・ショート』について

◎映画の概要と評価


映画紹介
  • 『マネー・ショート』
    • 『マネー・ショート』(原題:The Big Short)は、2015年に公開されたアメリカの映画で、金融危機と住宅市場の崩壊、いわゆるリーマンショックに関する実話を基にした作品です。
    • 世の中が不動産バブルの好景気に浮かれている中、そのバブルの崩壊を予測し、世の中と真逆の投資戦略に賭ける投資家たちの姿を描いています。
    • バブル崩壊の要因や予兆、その影響を体感的に理解することができます!
【項目】【評価】【感想】
ストーリー3.6金融の知識があるとより楽しめます!
キャラクター3.6個人的にはマーク・バウムが好き
テーマ/メッセージ4.0バブルとその崩壊についてよくわかります!
驚き3.8ブラッド・ピットプロデュース作品!

◎映画のあらすじ

ホントにざっくりあらすじ
  • 序盤:
    • 2005年のアメリカ、世の中の不動産価格が上昇し続けて市場は好況でした。しかし、トレーダーのバリーは、不動産市場における異常な現象に気づき、不動産バブルが膨らんでいることを予測します。
    • 一方、多くのウォール街の投資銀行家たちは、好況な不動産市場の中で熱狂状態にあります。
    • バリー以外にも3人のトレーダーがこの不動産バブルに注目し、近い未来にその崩壊を予測します。物語はバリーを含めたこの4人のトレーダーにフォーカスを当てます。
  • 中盤:
    • 映画の中盤で、4人のトレーダーは、熱狂の不動産市場の崩壊に賭ける投資戦略を構築し、ウォール街の銀行や周囲の人間に嘲笑されます。
    • 彼らはそれぞれの方法で不動産バブルと金融危機の崩壊を利用しようとします。そして、実態調査や自身の投資哲学をもとに、バブルの兆候が現れ始めていることに確信を持ち始めます。
  • 終盤:
    • 終盤では、不動産バブルが崩壊が顕在化し始め、4人は多くの困難を乗り越えながらもその予測が正しかったことを実感します。
    • バブルが崩壊すると、金融市場に混乱が生じ、多くの金融機関が倒産の危機に瀕します。登場人物たちは、市場の混乱と不正規な金融手法を告発し、巨額の利益を得ます。
    • 映画は、金融危機の真相を暴く一方、その影響を受ける人々の苦悩や絶望も描いています。

◎映画内容の解説

ここでは映画内で起きていた出来事や登場人物の狙いなどについて解説します。

そもそもリーマンショックとは?

リーマンショックは、2008年にアメリカで発生した金融危機のことを指します。この危機は、不動産市場の崩壊と、それに伴う住宅ローンのデフォルト(債務不履行)が主な原因でした。これが金融機関に広がり、多くの銀行が破綻し、世界経済に大きな影響を及ぼしました。

↓わかりやすい説明はこちら!

引用:「コアラ先生の時事ネタ祭り」
【アニメで解説!】リーマンショックとは?極限までわかりやすく!(リメイク版) より

ざっくりまとめると、①〜④のがリーマンショック発生のポイントです。

【①不動産市場の崩壊】それまで上昇傾向のアメリカの不動産市場で、不良債権や住宅ローンのデフォルトが急増し、不動産価格が急落しました。

【②サブプライムローン】サブプライムローンと呼ばれる高金利で信用力の低い借り手向けの住宅ローンが広まり、多くの借り手が債務不履行に陥りました。

【③証券化による被害の拡大】高リスクのサブプライムローン債権を証券会社は証券にして細分化し、他の社債などと組み合わせて販売したことで被害の範囲が拡大しました。

【④リーマン・ブラザーズの破綻】アメリカ第4位の投資銀行の倒産が、金融機関間での信用危機を拡大させ、多くの金融機関が経済的困難に直面しました。

「マネー・ショート」のブローカーは何狙っていた?

映画に登場するブローカーはバブル崩壊前のタイミングで「空売り」を狙っていました。
空売りは、株式やその他の金融資産を借りて売却し、将来的に価格が下落することを期待して、安く買い戻すことを目的とした投資戦略です。

引用:SMBC日興証券HPより

つまり、彼らは世の中では絶好調とされていた不動産関連(サブプライムローン関連)の証券に対して、今後一定期間内に暴落することを予測して、先に高い値で売って、その後暴落して安くなった時に買い戻して返却するという戦略を狙ったのです。

なぜ彼らはバブル崩壊を予想できた?

ではなぜ映画内のトレーダーたちはバブル崩壊を予想できたのでしょうか?
色々な要素はありますが、ここでは映画の中から感じられたことをまとめます!

自身の投資哲学を貫いたため
4人のトレーダーはそれぞれに確固たる考えを持って行動しており、周りの声に流されなかったからこそバブル崩壊を予想できていました。

実態を調査して、直感を確信にしたため
彼らが実際にサブプライムローンで家を買っている人やその関係者に会って、実態を調査するシーンがあります。そこでの実態が彼らのバブル崩壊の直感を確信に変えました。

結果、彼らは不動産バブルの崩壊を予想して、空売りに賭たことで成功を収めました!

以上のように、「マネー・ショート」は金融の世界を映画がわかりやすく、エンタメとしても面白く伝えてくれる映画です!金融教育としてもオススメですので、金融に関心のある方はぜひ一度見てみてくださ!

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
お伝えできたのはほんの一部だけ!あとはぜひ皆さん自身でご覧ください!

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